新年のご挨拶

2024年1月5日

謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、このたびの令和6年能登半島地震で被災された皆さま、ご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地の今後の生活の安全と、一日も早い復興をお祈りいたします。

昨年、『ビジネスDX、結構得意なので相談して欲しい』というCMが多数流れる中、当社のDX(デジタルトランスフォーメーション)進捗が気になり、DXタスクを立ち上げました。最初はデジタイゼーション(従来の業務フローを変えずに、部分的に業務をデジタル化すること)とIT基盤の再整備に着手しました。営業、サービス、スタッフの各部門が業務フローを現場で整理し、実際の業務の全体像を把握しました。業務の棚卸しです。現場主導のアプローチにより、アナログ領域での改善点が明確になり、どのプロセスをデジタル化すべきか、その改善がどの程度の効果をもたらすかが明らかになりました。その後、優先順位をつけ、一年間集中的に取り組んだ成果が、お客様情報の文書管理体系の再構築につながり、言行一致のモデルが完成しました。

2年目に入り、当社のお客様に提供する方向性を明確にしました。 富士フイルムBI福井は、ビジネス環境の急速な変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、お客様や社会のニーズに基づき、製品やサービス、ビジネスモデルを変革し、お客様に競争上の優位性をご提供いたします。
そのための三つの要点を以下に示します:
 1)情報やモノをデータ化すること
 2)プロセスをデジタル化すること
 3)製品やサービス、ビジネスモデルに本質的な変革をもたらすこと

DXの推進は従業員にも良い影響を与えます。従業員体験(EX:エンプロイーエクスペリエンス)が向上し、ES(従業員満足度)の向上や離職率の低下につながります。
当社のDX推進はまだ初期段階ですが、中長期的な成長戦略の一環として新設されたDX推進室を通じて、デジタル人材の育成や実践的な経験を積み重ね、社内外にDXの取り組み事例を発信してまいります。

本年もご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

令和六年 初春

富士フイルムBI福井株式会社
代表取締役社長 古川 利正